ひとりじゃ行けない裁判所
地方裁判所で、弁護士と待ち合わせだったので30分前には到着した。
私には弁護士がついているので緊張はするけど、安心している。
でも、調停委員に質問されたらうまく答えられるかな・・・ほんとに今日の場所ここだよね?警備員さんにここは地方裁判所ですよねと確かめる。外に出て地裁のロゴマークを探してみる。
約束時間の3分過ぎに待ち合わせのロビーに弁護士がやっときてくれた。
あー、よかった。
一緒に、札をもらいに行きましょうと、窓口に行く。
私は弁護士の後をついていくだけ。受付を済ませ迷路のような廊下を進み待合室へ入った。先客のおじさんが椅子に座っている。
相手方も弁護人と共に同じ手続きを済ませ離れた待合室で、待機中だろうな。鉢合わせしないよう調停委員が配慮してくれている。
相手方はモラハラオット兼ネグレストオヤ。
結婚は簡単だけど、離婚は決断までが苦しいとよく言われるように、ほんとそう。家を買うのは簡単だけど、売るのがほんと難しい。
それとこれとは関係ないけど、以前二軒の不動産を売却した時は、ひとつは、売却益がたくさん発生するのでそれに対する譲渡所得税が140万と聞いて、困った。
もう一軒の不動産は売却損が発生したので、何とか同一年で合算して損益通算して税金をゼロにしたかった。同一年にタイミングよく売れるわけもなく、その手法は使えなくてがっくりした。
妙案がないものか税務署や税理士に尋ねてみたけどなくて、最後に解決策を教えてくれた救世主は、司法書士だった。
結果は、税金を払わなくて済んだので、司法書士さんには、足を向けては寝られない。
その2件売却した資金を元手に新しく家を建てたけど、愛着ある家ともおさらばすることになった。
薪ストーブよ。バイバイ。
女性調停委員1名と男性調停委員1名、そして、裁判所の裁判員?長の直属部下である子どもの専門家である女性調査官の合計3名と話をします。
男性調査官は、私的にはアウト。少しは子どもをめぐる問題を学習して臨んでほしいが感想。
女性調査官は、女性問題や子ども問題について、理解している方とお見受けした。
調査官ともなると、発達障害や臨床心理学などの専門家でもあるので、随所での調査官への適切なコメントが、かっこいい。若くて頼もしい。
と裁判のこと何も知らず深く考えず、そう感じただけだけど、隣のボディーガードのような弁護士の脳は、コンピューターのように問題を解析して戦略を練ってくれているんだろうなぁ。
双方が同席せずに片方ずつ順番に調停室に入り、両者の申立書について聞き取り調査を受ける。
私は、元来涙腺が緩く核心部分に触れられると、すぐ涙が出てしまうので、困っている。子どもは緊張するとしっとりするほど手汗が出て困っているが、私は目汗。
案の定、子どものことを聞かれて、最初から出るわ出るわ。
セカオワのバードマン、BUNPの花の名、Mrs.GREEN APPLEの僕のこと、これらは、子どものことを歌っているので苦しみに触れることができる歌。子どもの苦しみを忘れそうになった時、私を戒めてくれる大切な歌。
この曲がかかると非常にヤバい。
そして母を訪ねて三千里の草原のマルコ。カラオケで楽しむつもりで歌ったのに、涙が出て歌えなくなりはずかしい思いをする。
一緒に行った友達が???どした?となる。歌いたいsongなのにもう無難な歌にしとこ。これからは。
酒井駒子のよるくまもだいじな絵本。
途中でいなくなったお母さんを見つけて、どこ行ってたの~とうわんうわん泣くよるくま。うんうん、そうだよね。お母さん、ぼくを置いてくなんてひどいよ。
いかんいかん、もうじわーんとしてくる。だいじだけどあまり見ないようにしている。切ないから。
この絵本は持ってきた。メルカリで買った。
それほど恐れるところでもなかったけど、調停は、子どもにとってどちらの下で暮らすのが良いのかというのを探るので、私のところが一番です!なんて胸張っては言えないけど、父親の下では子どもが壊れてしまうので、そのことを伝えられるかにどうかにビビっている。
裁判所って、真実を追求するところではないらしい。他の弁護士からもその話は聞く。
量刑を決めるところなんだって。
疑わしきは罰せず。疑わしきは被告人の利益に。が原則なのに冤罪を多く生み出している。
冤罪で苦しんでいる知り合いもいる。冤罪事件で苦しむ人に少しばかりの署名や、カンパをさせてもらったことがある。
若いころ、誤解され去っていった仲の良かった友だちがいる。これはきつかった。その恐怖体験が引きづっているのかも。誤解されないようにしようと焦り多弁になり不要なことを言ってしまう。
弁護士に「今それを聞いているんじゃないんですよね。言っていることわかります?」と畳みかけられるとまた焦り多弁で補う。ちょっと、せっかちな人。
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